麻雀の統計学。実戦譜からデータを集計・検証し有用な麻雀戦術や戦略を検証・研究します。麻雀の基本ルールや手役集、ローカルルール、点数計算、積み込みによるイカサマなども配備。
チートイツは7種各2牌で作る手役で2飜役(25符固定)となります。 七対子の和了形このように7種類の牌を2枚ずつ使って作るのがチートイツ。 七対子のメリット チートイツの特徴として ドラを絡めやすい という特徴があります。 通常のピンフ系ですと、ドラを2枚手中に入れるには雀頭利用 か イイペイコーに近い形が必要となります。 これに対しチートイツは、ドラ単騎待ちといった形でドラを利用しやすい役になっています。 チートイツは攻撃的な手役です。 チートイツは単騎待ちとなりますので、現物や3枚切れの牌以外の全てにロン牌の可能性があります。 単騎待ちですので、適当に捨てても当たる可能性は低いですが、ペタオリの際、筋や字牌が何の役にも立ちません。 また、ヤオキューハイ(1・9・字牌)待ちリーチというやり方もあります。 リーチをかけて通常だと比較的安全な牌(1・9・字牌)を狙い撃ちする戦法です。 リーチの1翻 と 和了する確率上昇に加え、裏ドラまで期待できます。 イイペイコー含みのチートイツの場合、ピンフ系と両天秤(どちらも狙いながら進めること)にかけることが出来ます。 チートイツでの和了の場合、イイペイコーと複合することはありません。 このほか、トイトイやスーアンコーへ派生する場合もあります。 七対子のデメリット デメリットとしてチートイツの防御性の低さが挙げられます。 トイツ落としが出来るからチートイツは防御的という意見もありますが、実際のところチートイツはあまり防御的ではありません。 判りやすさのため、トイツではなくアンコを例に取って説明します。
このように牌を抑えている場合、他家の誰かに
のような形があったら致命的。
や
がくっつかず、聴牌時
待ちになっていることが多い。 アンコほどではありませんが、トイツで持っている牌が相手の当たり牌という確率は高いのです。 このため、通常のピンフ系の方がチートイツよりもペタオリに関してははるかに簡単です。 チートイツ(チョンボ)
この形で和了したら当然ながらチョンボとなります。 都市伝説の類ですが、
のように4つある牌をばらけさせて和了するイカサマ話があります。 チートイツの点数計算 チートイツは25符固定のため点数計算が簡単です。 子のチートイツは最低(2翻)1,600点、これさえ覚えればOK! 翻が1つ上がるごとに点数は倍になります。 親の和了点は子の1.5倍になります。
※チートイツは最低1,600点と覚えるだけで全ての和了点が簡単に算出できます。 ※2翻のツモ表記がないのはチートイツ ツモだと3翻になってしまい存在ため。 ※七対子は基本25符2飜ですが、50符1翻とするルールもあるようです(ローカルルール)
七対子 2翻 3翻 4翻 5翻 子 1,600 none / none 3,200 800 / 1,600 6,400 1,600 / 3,200 満貫 親 2,400 none / none 4,800 1,600 ALL 9,600 3,200 ALL 親満
ローカル役ですので、通常ルールでは採用されませんが、 以下のようなチートイツがあります。 ローカル役に3翻と記載していますが、これは2翻役の七対子を3翻として扱うという意味です。 チートイツ2翻 + 3翻 = 5翻という意味ではありません。 チートイツ2翻 + 1翻 = 3翻という意味です。 難しい割りに3翻とか割りに合いませんよ。 難易度的はチンイツよりも難しい、正直このローカル役を採用するなら5翻扱いでもいいと思う。 四風牌七対子(3翻 = 七対子2翻 + 1翻)東南西北を各2枚チートイツに含めることで成立する。 この役を狙うくらいなら、大四喜 や 小四喜を狙ったほうが良い。 三元牌七対子(3翻 = 七対子2翻 + 1翻)
白發中を各2枚チートイツに含めることで成立する。 四風牌七対子と同じようにこの役を狙うくらいなら、大三元 や 小三元を狙ったほうが良い。 偶数七対子(3翻 = 七対子2翻 + 1翻)
遇数牌のみで作ったチートイツ。 奇数七対子(3翻 = 七対子2翻 + 1翻)
奇数牌のみで作ったチートイツ。 遇数牌よりも奇数牌の方が種類が多いため、偶数七対子より僅かに作りやすい。 混老頭七対子(4翻 = 七対子2翻 + 2翻)
1・9・字牌のみで七対子を作った場合、通常の混老頭2翻に七対子2翻の合計 4翻。 この形を5翻とするルールもあります(ローカルルール) この役を狙う位なら、牌のからみもありますが、普通に(普通じゃないが)清老頭などの役を狙った方が良いです。 大七星(ダイチーシン = チートイツツーイーソー :役満)
七対子の形だが、当然ながらこれは役満。 ローカルルールだが、ダブル役満やトリプル役満として扱われることもある。 通常ルールでは、ツーイーソーとして取り扱われる。
雀荘などで麻雀をする場合にはいいのですが、 ネット麻雀の場合、七対子がメタ読みされることがあるため注意。 東3局、13順目、ドラ下家が捨てた
に対し一瞬の空白時間。 対面が同順合わせ打ちで
切り、ここにも一瞬の空白時間。 私の手中に
はない。 どうみても上家がドラの
2枚を持ってます。 本当にありがとうございました。 ドラの翻牌を鳴かないということは、
を雀頭などに使っていて鳴くような状態ではないということ…… 上家の捨て牌
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が2枚捨ててあるけどなんか胡散臭い。 鳴きの空白時間もあるため、七対子濃厚と判断。 現物と3枚切れの牌以外、全部ぶちあたる危険性あり。 七対子ドラ2に振り込むのは流石に御免だ。 ということで 私は降りるぞジョジョーッ! ゼンツ麻雀が基本の私だが、流石にこの状況で攻めるような甘い打ち方はしない。
を鳴かなかったのをみるに聴牌してるのはほぼ確実。 リーチをかけられてないのがまだマシな所か…… おそらく対面と下家も、上家が七対子で聴牌してるのはもう判っていたのだろう。 当然ながら、流局で終わった。 上家はずっとヤミ聴で待っていたが、 こういう状況では、ヤオキューハイで待っていても誰も出さない。 ツモしか期待できない以上、手変わりとか待たずにツモに賭けてリーチしても良かったのではなかろうか? 数牌なら ポン だけでなく チー の可能性もあるため、ここまで露骨に読まれはしないが、 字牌の場合にはこういった空白時間により手の内がばれてしまうことがある。 麻雀戦術記 TOP:トップページに戻る。
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