ルゥの麻雀戦術記 ルールと役と統計学

麻雀の統計学。実戦譜からデータを集計・検証し有用な麻雀戦術や戦略を検証・研究します。麻雀の基本ルールや手役集、ローカルルール、点数計算、積み込みによるイカサマなども配備。

麻雀戦術記

符計算について

符計算は麻雀において大きな壁です。
麻雀の手役は判るけど、符計算が意味わからんと言う人も多いのではないでしょうか？

副底、門前加符、ツモ符、面子・雀頭・待ちによる加符、その他符計算の例外。
これだけ見ると頭が痛くなってきそうですね。

ごちゃごちゃ説明しても判りにくいので、
下にどのような流れで計算しているかを示します。

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符計算の覚え方

ぶっちゃけると、手牌（面子）の符さえ計算すれば後はおまけです。
何が何符というのは覚えなくていいので、どこを計算しているかだけ確認してみてください。

大まかに見るだけでOK、手牌 と 和了り方だけ で計算できるという「ふいんき」を感じて頂ければと思います。
雰囲気が掴めたら一気に読み飛ばし、スクロールしちゃってOKです。

30符 1〜3翻
     ロン 

1のアンコで4符、東のアンコで4符、計8符。
カンチャンロン和了で22符。

合計で30符となります。

50符 1翻 2本場:600 リーチ棒:2,000
    ロン 

7sのアンカンが16符、7pが2符の合計18符。
面前ロン和了で30符。

48符の1桁繰上げで50符となります。

30符 1翻 1本場:300
     ロン 

2sのアンコが2符。
カンチャンロン和了で22符。

24符の1桁繰上げで30符となります。

30符 1翻
     ロン 

アンコ等なし、
ペンチャンロン和了で22符。

22符の1桁繰上げで30符となります。

30符 1翻 2本場:600
    ロン 

アンコ等なし、
面前ロン和了で30符となります。
今回は1桁目が0のため、繰上げ処理はありません。

ちなみに、面前ピンフロンは全て30符固定となります（面前ピンフツモは20符固定）

50符 0翻 リーチ棒:1,000
     ロン 

1pのアンコが8符で、9ピンのアンコが4符、合計12符。
面前ロン和了のため30符。

42符の1桁繰上げで50符となります。
※リーチをかけないとツモ以外で和了できない手です。

40符 1翻 リーチ棒:3,000
     ロン 

中のアンコで8符。
面前ロン和了で30符。

38符の1桁繰上げで40符となります。

40符 3〜4翻（西場や北場があるなら2〜4翻）
     ツモ 

東と南のアンコが各4符、2sアンコが2符、そして2pアンコが4符、合計14符。
ツモ和了で22符。

36符の1桁繰上げで40符となります。

30符 1翻
     ロン 

アンコなどがない。
ロン和了で20符。

合計20符ですが、これは鳴きピンフの例外に該当します。
鳴きを入れたピンフ形の場合、問答無用で30符となります。

25符 2翻 1本場:300
       ロン 

七対子は25符固定です。
符計算の必要はありません。

30符 3〜5翻 2本場:600
    ツモ 

東と白のアンコが各4符、合計8符。
ツモ和了で22符。

合計30符、1桁目が0なので繰上げなしで30符となります。

30符 1翻
     ツモ 

中と9sのアンコが各4符の合計8符。
ツモ和了で22符。

合計30符、1桁目が0なので繰上げなしで30符となります。

40符 2翻 1本場:100×3人 リーチ棒2,000
     ツモ 

白のアンコが8符、中の雀頭が2符の計10符。
ペンチャンツモ和了で24符。

34符の1桁繰上げで40符となります。

70符 2翻
     ツモ

1sと中のカンが各16符、白アンコが8符、合計40符。
ツモ和了で22符。

62符の1桁繰上げで70符となります。

40符 1翻 1本場:300
     ロン 

白アンコが4符、5sアンコが2符、5mアンコが4符、合計10符。
ペンチャンロン和了で22符。

32符の1桁繰上げで40符となります。

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符計算について

以上、符計算の取っ付きとしては判りやすいと思います。

符計算って、簡単に計算できるんじゃね？
というイメージを持って貰えたら幸いです。

手牌の符計算
 ：ヤオキューハイのアンコが8符。
 ：ヤオキューハイのアンカンが32符。

鳴いたら2分の1、ヤオキューハイでない場合1/2、両方に当てはまる場合は1/4となります。
つまり、 のような場合、8符 × 鳴いてるので 1/2 × ヤオチューハイではない 1/2 ＝ 2符。
このようになります。

 のような順子は0符です（面前でも鳴いていても0符です。）
 のような雀頭も0符です
（ピンフが付かない雀頭を使っている場合に限り2符とします。連風牌の場合、2符か4符かルールによって違います。）

和了による符計算
面前ロン和了で、両面待ち や シャンポン待ちの場合 30符。
面前ロン和了で、カンチャン、ペンチャン、ノベタン、単騎待ちの場合 32符。

鳴きロン和了で、両面待ち や シャンポン待ちの場合 20符。
鳴きロン和了で、カンチャン、ペンチャン、ノベタン、単騎待ちの場合 22符。

面前 や 鳴きに関わらず、
ツモ和了で、両面待ち や シャンポン待ちの場合 22符。
ツモ和了で、カンチャン、ペンチャン、ノベタン、単騎待ちの場合 24符。

上記さえ判っていれば、符計算はほとんど出来たも同然です。
手牌の符 ＋ 和了による符、この合計の1桁目を繰り上げた物が符となります。

手牌 8符 ＋ 和了 24符 なら合計 32符の繰上げで40符。

符計算 もっと詳しく
平和や七対子の符計算特例、高点法、双ポンアンコ、役牌単騎待ちの扱いなどが符計算に必要になってくる他、
通常では加算されませんが、嶺上符や海底自摸和などの加符扱いにも注意です。

※嶺上開花 や 海底撈月の手役は昔は存在せず、加算符として扱われていました。

今回は、とっつきということで触りだけの説明となります。
詳しい符計算の説明は別記します。

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