対子場って本当にあるの?
麻雀と運、プロ雀士,麻雀プロ団体、一点読みやトイツ場、クセ、必勝法といった計算が難しい要素についての実験及び考察です。
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対子場って本当にあるの?
トイツ場という言葉は結構聞いた事ある人多いと思います。
ところで、あなたはトイツ場の定義って知ってますか?
実はトイツ場という言葉はあるものの、明確な定義はないんです。
そこで今回は、トイツが通常より作りやすい状況という定義で検証します。
まず、トイツが通常より作りやすいという状況について考えます。
case1














そもそも配牌でトイツが多かった。
case2

を持っている時、
,
ではなく
,
を引いた。
また、他の順子の部分でも同様の引きだった。
case3
トイトイやチートイツ狙いの人がいるため、


のような壁が出来、順子が作りにくくなった。
こんな所ですね。
では、さっそく検証してみます。














自分の配牌にトイツが多くても即トイツ場とは言いきれない。
なぜなら、自分の手がトイツでも他の3人がトイツ手とは限らないためです。
普通に検証するのが難しいため
極端な例1,2を挙げます。
極端な例1、
Aさんの配牌 












Bさんの配牌 












この時、他のCさんとDさんについて検証します。
マンズの
,
,
が4枚出てしまったためマンズは789の順子しか作れません。
またピンズとソーズの3,7がそれぞれ2枚ずつしか残っていません。
このような極端な例の時、CさんとDさんはトイツが作りやすくなります。
,
,
がないため34枚でトイツを作るのではなく31枚でトイツを作るという状況のためです。
CさんDさんが
を手牌に持っている場合、
,
が切れているのでまさに地獄。
極端な例2、
Aさんの配牌 












Bさんの配牌 












Cさんの配牌 












この時、Dさんが普通のピンフ手を作るのは至難の業です。
マンズの順子は789のみ。
ソーズとピンズは456しか無理です。
どうやら、配牌の時点で誰かがトイツ手だったりすると他の人がトイツを作れる確率が上がるようですね。
case1とcase3はどうやら成立するようです。
case2の場合も、誰かがトイツ手の確率が若干高くなるため成立します。
対子場は存在するようですね。
ただ、1点だけ注意して頂きたい事があります。
トイツ場であろうがなかろうが、ピンフを主力にして打つという前提は覆らないと言う事です!
上記の例は極端な例のためチートイツ狙いの価値が非常に高いですが、
実際にはこんな事、役満を数回連続で和了する程度の確率でしか起きません。
実戦では、












ツモ
この時、チートイツだけでなくピンフへの変化を考慮し
が場に3枚切れているような場合でも
を切ります。
トイツ場は存在しますが、戦術・戦略的に見ると無価値です。